気遣いすぎて疲れる 本当の原因②

  • 悩みや行き詰まりの原因

 

前回までは人が悩みを抱える時
その人なりのストーリーや原因追及があるけれど

残念なことに、その多くが間違っているため
根本的な解決には導けてないとお伝えし

4つの主な原因のうち2つを解説しました

まだ読んでない方は
悩みに隠された【本当の原因】
気遣いすぎて疲れる 本当の原因① からお読みください

 

こんにちは♪ 心理カウンセラー・のりさん(谷口のりこ)です。

 

バリ好き、ヨガ好き、海好きの
アラフォーのりさんが、沖縄を拠点に

不自由な生きづらさを手放し
『心の土台を整え、生き方を再構築する』

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もしも私が気を遣えなくて
相手が不機嫌になったらどうしようと不安

それが気になって、ついつい先走って気を遣ってしまう

そんなご相談者も多くいらっしゃいます

 

相手の機嫌を気にして過剰に気遣いする人は普段から
人に甘えたり、頼ったり
困ってることをお願いするのが苦手だったりしませんか?

 

自分の気持ちを優先できずに我慢して
自分よりも他人(の気持ち)を優先していませんか?

 

かわいそうな人や動物に、過度に共感的で同情的だったり
つい面倒を見たり、お世話する役回りになっていませんか?

 

誰からも気に入られたいという気持ちが強く
人からどう思われてるかを気にし
常に「いい子」や「良い人」であろうとしていませんか?

 

 

相手が不機嫌になるかを気にして
気遣いが止められない状態は

自己犠牲をベースに
相手の『感情の面倒をみてる』ことになるんです

 

その原体験は、いつ機嫌が悪くなるか分からない
気分が急変しやすい親に育てられた経験からのケースもありますが

ほとんどの方が《子供であってはいけない》というビリーフ(思い込み)が
心のブレーキとなって作用しています
(※ このビリーフは日本人であれば、ほぼ皆さん持っていますが深刻度は個人差があります)

 

子供であってはいけないとは、子供の頃から
『子供らしく振る舞うこと』を禁止する感覚です

子供なのに、自分の中に在る『子供らしさ』を禁止してたし
大人になった今も、子供っぽいことはダメなことという
なんとなくの感覚や、価値観があるんです

 

 

子供らしさや、子供っぽいって
どんなイメージがありますか?

 

・無邪気で感情表現が豊か
・人前でも平気ではしゃぐ
・人に甘える、頼る
・ワガママ
・自分のこと(気持ち)が優先
・空気が読めず、思ったまんまをすぐに口にする(気遣った言葉を選べない)

こんな感じでしょうか?

 

つまり《子供であってはいけない》を持つ人は
このような子供らしさを禁止するので、その逆に

感情表現が苦手で、人前ではしゃいだりせず
人に甘えず、頼らず、わがままを言わず
全て自分一人で抱えようとし
自分の気持ちよりも、他人の気持ちを優先し
過剰に周囲の期待の応えようとし
人の面倒見が良くなるんです

 

このビリーフを持つ人の多くが

・自分の感情よりも、他者の感情の面倒を見ることを優先するように教えられてきた

「お父さんを怒らせるようなことしないで」「あなたのせいで、お母さんは悲しい」など
親の感情の面倒をみるのを強要するようなメッセージを受け取っていたり
「お姉ちゃんなんだから我慢して、弟に譲ってあげなさい」と言われてたなど

 

・問題を抱えた家庭環境で育ったため、小さい頃からその問題に関わらざるを得なかった

親の借金問題や異性問題、アルコール問題、両親の不仲やDVなど
いわゆる、機能不全家族やアダルトチルドレンと呼ばれる家庭環境で育ったなど

 

・真面目できちんとした親だったり、躾が厳しいなどの理由で
子供のうちから紳士淑女のように振る舞うことを求められた
など、いづれかの原体験があり

 

そのために大人になっても、自分が犠牲にしてでも家庭を守ることや
他者を助け、幸せにすること、他者の期待に答えることに専念するようになります

 

まるで重い荷物を背負って奉仕するかのように
自分よりも他者を優先し
相手に合わせ(過剰適応)、相手の面倒を見続けてしまうのですが

自分のことを後回しにして我慢を続けてることにすら
気づいてない人も多くいます

 

《子供であってはいけない》はこちらも参考にしてください

 

 

それでは最後の原因
自分は居る意味がない気がする

 

これは『自分の居場所がない』感覚や
そもそも『存在価値がない』と感じてる人が

人を気遣ってる間は
その場に受け入れられ居場所を与えられるような気がしたり
自分の存在価値を認めてもらえてる気がするので
気遣いを止めることができないんです

 

私たちは本来【所属の欲求(社会的欲求・帰属欲求)】を持っていて
その欲求の原体験は家庭や幼少期の環境にあります

 

・一体感のない家庭で孤独感を感じて育った
・自分だけ他の子と何か違ってて溶け込めなかった
(頭が良かった、離れた場所に住んでた、親の職業や家庭環境が周囲と違った など)
・一緒に遊ぶ機会がなかった
・いじめや仲間外れにあった など

 

これらの体験から、自分が『所属してる感覚』に疎い、もしくは育ってないため
自分の居場所がない感覚や孤独感という恐怖を感じてしまいます

 

その恐怖感を回避する手段が、人に気遣うことであれば
自分が疲弊するほどの過剰な気遣いを止めるには
【所属感】からケアしていくことが必要です

 

◆ 所属感に関してはこちらのビリーフを参考にしてください
《集団の属してはいけない》

 

 

気を遣わずにいると居る意味がない気がするとき
その感覚は、自分の存在そのものが消え失せるような
存在感すら消したくなるような感じがしますか?

 

そもそも自分には『存在価値がない』と感じる人は
心の奥で「私は居ない(存在しない)ほうが良い」
「私は愛される存在ではない」と思っています

 

例えば子供の頃に

・あからさまな無視や虐待があった
・親から「愛されてない」と受け取れるような言動、態度などがあった
・親自身の不幸の原因が、まるで子供にあると感じさせるような言動
(あなたさえ居なければ、お母さんはもっと良い暮らしができたのに など)
・愛する人の自殺
・他人の死を喜ぶような態度

これらの影響から自分自身の存在価値がない
または、価値が低い気がするんです

 

今までに「死にたい」「消えてしまいたい」と思ったことがある方は
この思い込みを必ず持っていますし

他にも「もしも私が死んだら・・・」など、自分が死ぬ時を想像することがある
なんのために生きてるのか分からない などの症状を感じる人も同じです

 

◆ この思い込みの詳細はこちら
《存在してはいけない》

 

 

人は誰しも『生きる価値がある存在』として生まれてきています

その【事実】に気づき、頭ではなく心で理解することが重要で
たとえ周囲の人がどんな態度を取ったとしても
自分の能力や才能、言動がどうであっても

その【事実】が変わることはありません

 

この感覚を心の奥や、無意識レベルに深く根付かせ
自分らしい幸せな人生を築いていってくださいね

 


それでは またブログでお逢いしましょう♪

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