- 正しい感情の扱い方
- 2022-5-13
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気持ちを感じたら、何が起こりそう?の続きです。
本物の感情を感じることに対して、誤解や思い込みがあって、我慢したり、溜め込んだりを繰り返してしまう。
そんなことを前回は、具体的な思い込みの例と共にお伝えしました。
では、今日は本物の感情以外の『気持ち』についてお伝えしますね。
こんにちは♪ 心理カウンセラー・のりさん(谷口のりこ)です。
バリ好き、ヨガ好き、海好きの
アラフォーのりさんが、沖縄を拠点に
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ニセモノの感情とは
本物の感情以外を全て
【ニセモノの感情(代理感情・ラケット感情)】と言います。
ニセモノの感情とは、
学習された感情(生育環境の中で学習してるので、元々備わってたわけではない感情)や
本物の感情の代わりに使われている感情のことで
本人も気づいてない、隠れた目的があって使われている感情で
慢性的で、定型化された、不快な感情のことを言います。
【毎回、あるパターンの時に感じる、あのイヤな感情】
簡単に言うとそれが、ニセモノの感情です。
パターンがあるので、それに気づくと
あっ!またやってる。とか、
この気持ち、けっこう頻繁に感じてると
気づきやすくもなるので、自分と向き合う際の入り口にできますね。
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本物の感情を我慢するキッカケ
本物の感情を我慢するキッカケは子供の頃に
わかってもらえなかった
受け止めてもらえなかった
我慢することを促された などの経験がほとんどです。
例えば 病院(注射)が恐くて泣いてるのに
「恐くないよ。大丈夫」とか
「泣かないよ。」って諭されたりすると
【恐い気持ち】を感じるのはダメなんだと思い
恐くても我慢する癖がついたり
悲しくて(寂しくて)泣いてたら
「泣くのは赤ちゃんだけだよ」とか
「これぐらいで泣くんじゃない!!」って言われると
【悲しみ】をこらえる癖がつく
怒って癇癪を起こしてると
「我慢しなさい!」とか「うるさい」ってピシャっとされたり
「もう知らない」ってそっぽ向かれると
【怒り】を感じると、もっと嫌な目に遭うと思い
感じても、表現するのを禁止してしまう などなど
これらは分かりやすい原因ですが
他にも人それぞれ、様々な原因やキッカケがあります。
我慢するとは少し違うんですが
よくある例もご紹介しますね。
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親が見本となる
ニセモノの感情は、親がモデルとなり
見本を示すことも多いです。
私の例で言うと、、、
我が家は、お母さんが
自分の思い通りに行かないとヒステリックを起こすんです
(機嫌が悪くなったり、逆ギレしたり)
そうなるとお父さんが「はいはい。分かったよ」と
気を使ったり、お母さんの言うことを渋々聞く
そんなことが多々ありました。
それって
【自分の気に入らないことがある時は、ヒステリックになれば
周りの人を(自分の思うように)コントロールできる】というモデルを示してるんです。
なので私もいつの頃からか、自分の思い通りにならないと
ヒスを起こしたり、ふてくされたり などをするようになっていました。
すると決まって、優しい人は私の機嫌を取り始めたり
「しょうがないなぁ。分かったよ」と言いながらやってくれるんです。
(この問題も解消してるので、今はしないですよ)
実はこれ
無意識にだけど、気の優しい人を選んでやってるんですよね。
恐い人や威圧的な人
「だったら知らないよ」って突き放す人などの前では
我慢する方を選択してたなって今考えると思います。
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マイナスを避けて、プラスが得られる
他には
マイナスを避けて、プラスを得ることが出来ると
ニセモノの感情を使い続けるようになります。
例えば、女の子が怒っていると
「可愛くない」とか「みっともない」などと言われ叱られる(マイナス)
泣いていると「かわいそうに」と言って優しくしてもらえる(プラス)
すると、徐々に「怒り」を「悲しみ」で代理するようになっていくんです。
(怒っていて、それを伝えようとすると涙が出てくるなど)
男の子は逆のパターンが多いですよね。
男の子が悲しんでたり、恐がってると
男のくせに泣くなとか、男なら恐がるんじゃないって言われる(マイナス)
ケンカしたり、勇ましい姿に対しては「男らしくていいね、元気だね」って言われる(プラス)など。
すると、恐い時や不安な時、悲しい時でも
強がって涙なんて見せない、悔しいという気持ちを使う
そんな大人へと育っていきます
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本来は持っていない学習した感情
学習させられる感情で言うと
親から他の兄弟や、他の子たちと常に比べられることで
【ライバル心(競争心)】を学んだり
「あなたのせいでお母さんはイライラする(恥ずかしい、悲しい、不幸)」
「子供がいるから、お母さんはお父さんと別れられなかった」などのように
親自身の感情(問題)の責任を、子供に押し付けることで
【罪悪感(申し訳ない気持ち)】を学ぶことは多々あります。
このような罪悪感から、子供は
親の感情の面倒をみるようになってしまいますし
「お母さんが良い感情を感じてないと、自分がダメなんだ」という感覚が心に根付き
大人になると
「機嫌が悪い人がいると自分のせい(自分が悪いような)気がする」という悩みに発展します。
学習された感情は、あくまでも『学習』なので
持ってる人と、持ってない人がいます。
次回はニセモノの感情を使い続ける隠れた目的をお伝えしますね。
それでは またブログでお逢いしましょう♪
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