- お客様の感想
- 2020-3-13
![](https://shanti.okinawa/wp_2018/wp-content/uploads/2022/08/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-4-650x365.png)
恐いことに遭遇したとき
それがあまりにも恐すぎることだと
許容量を超え、心が崩壊してしまうので
その恐怖を感じないように麻痺させることがあるんです。
それは私たちの本能が自分を守るためにしてること。
こんにちは♪ 心理カウンセラー・のりさん(谷口のりこ)です。
バリ好き、ヨガ好き、海好きの
アラフォーのりさんが、沖縄を拠点に
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本能による【自己防衛反応】だとしても
あまりに強い恐怖心を麻痺させた人はその後、どうなると思いますか?
身体の中に抑圧された恐怖心が凍り付いて残ってるので
それが次第に過剰な反応を示し始めます。
1番分かりやすく、1番多い反応が
なんでもかんでも過剰に驚いたり、ビックリしたり
ビビったりする恐がりさんになるんです。
言葉を変えると心配性とか、すぐ不安になるとかの感じですね。
恐がる必要があるものには、かなり盛り気味に恐がりますが
恐がらなくて良いものにまで恐がるようになって
【恐い】という感情から起こる反応が誤作動してるんです。
それはまるで、一日中セコムが鳴り止まないようなもの。
泥棒がいないときでも、泥棒だーーー!!って警報器が鳴りっぱなしのような感じです。
危ないことを恐がるのは当然ですよね。
例えば、足場の不安定な高いところに立ってたら
「危ない!!」って思い、恐さを感じ、慎重に行動しようとする。
車を運転してて、子供が飛び出してきたら
「危ない!」って思い、咄嗟にブレーキを踏む。
子供も怪我することなく、無事に済んだとき
心臓がドキドキ・バクバクしてることに気づくかと思います。
この時もみなさん自覚はないのですが
感情としては『恐い』を感じているのです。
これらは正常な『恐れ』の反応です。
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けどね、誤作動が起こってると
少し高いところにいるだけでも、足場の不安定な高いところにいるのと同じような反応を示したりします。
人によっては足場も安定してて、頑丈な柵があって
安全対策もしっかりされている場所でも、めっちゃ恐がります。
車を運転してるときも、特に危ないことが起こったわけでもないのに
なんにでも、咄嗟に「危ない!!」って反応してしまい
同乗者から、「その驚き方に驚く」と言われたり
車の運転が恐い(いつも緊張する)ので、運転に対する苦手意識が抜けなかったり。
日常生活ではちょっとした物音でもビクッとして、とても驚いたり
人に後ろから声かけられたり、肩叩かれたら、心臓止まるかと思うくらい驚くような感じですね。
なんだかいっつも、ハラハラ・ドキドキしてるんじゃないかってくらい
不安になりやすかったり、心配性だったり。
色々と緊張しやすい。いつも気が張ってる。だから気疲れもするんですよね。
表情も硬い人や表情の乏しい人が多いです。強張ってるというか。
(なので恐れを抑圧してる人は顔見るとすぐ分かりますよ)
人によってはキレやすく(怒りやすく)
いっつもピリピリ張り詰めてる感じだったりもあります。
このような状態なので、睡眠の質にも影響が出るのはもちろんです。
寝付きが悪い、寝てもすぐに起きてしまう、
寝れるんだけど早く起きちゃう。などが頻繁に起こります。
(ただ、睡眠の質に関しては「恐れの抑圧」だけでなく、ストレス反応としても起こります)
どこに誤作動の症状が出るかは、人それぞれです。
今あげたこと全て出る方もいれば
1、2個ほど思い当たる方
全く当てはまらないけど、別の症状として出てる方など様々です。
そして、地味にけっこう多いのが
自分を恐がらせるイメージが頻繁に起こることなんです。
(だから心配性になるんですが、みなさん自分の想像が自分を恐がらせているって自覚はないんです)
○○になったらどうしよう
◇◇が起こるんじゃないか
もし~~が起こったら大変だから、今から対策しなきゃ。
このようなことを頭の中で想像し、自分で自分を不安にさせているんですが
実は自分を恐がらせるイメージは他にもあります。
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絶対にしないことや
現実的に考えると起こる可能性がとても低いことなのに
自分がそれをするんじゃないかって妄想(イメージ)が止まらないという人もいます。
今までのクライアントさんや私自身の経験から
そのイメージの一部をお伝えすると
- 大事故を起こすイメージ
- 自殺するイメージや、人を殺してしまうイメージ
- 子供にひどいこと(熱湯をかけたり、突き飛ばすなど)をするイメージ
- ペットにひどいことをするイメージ
- ベランダから飛ぶイメージ
- 駅のホームから、線路に落ちるイメージ
- 火を消し忘れて火事になるイメージ
- ベットの下に毒蛇がいるイメージ
- みんなから無視されるイメージ
このようなイメージです。
これね、自分で想像するとは言いましたが
ふっと湧き上がってくる妄想や、フラッシュバックにも似てるもので
自分の意思とは関係なく、突如現われる映像という感じです。
このような症状を【強迫観念】と言います。
クライアントのAさんに
「今日は何を扱いますか?」と質問し
ご本人の気になることを色々と伺ってると
それら全ての症状が
【恐れの抑圧から起こってる強迫観念で共通している】ということに気づきました。
なのでその日の個人セッションでは
ピンポイントに悩みの根本改善をするのではなく
全体的な症状の底上げをするための
抑圧された恐れの感情処理(感情の消化・解放)をすることを提案しました。
けどね、今までも恐れの感情処理はしていたので
Aさんに望める効果はこれくらいかな?と予想できる部分もあったので
あえて、今回はいつもとは違う手法でやってみました。
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Aさんは今までWSやセミナーなどにも参加してたので
心の仕組みの知識は深く
【恐れの抑圧】が自分にもあることには気づいてたんです。
だからいつかは恐れを扱いたいとは思ってたけど、先延ばししていたそうです。
Aさんが恐れを扱うことを先延ばしにしてた心理的な理由。
それは、恐いを感じることすらも【本当は恐いこと】だからなんです。
それぐらい人の感情って、デリケートで繊細なものなんです。
だから大切に慎重に扱う必要があるんですよね。
(そういった理由も考慮して、今回は別の手法で進めることにしたんです)
ワークの始めでは、恐いを我慢してるときってどんな感じなのか
その様子や、頭の中で起こってることを伺いました。
- 本当はすごく恐がってるんだけど、必死で強くあろうと踏ん張っている
- 恐さを人に見せたくない(見られたくない)
- 恐れの気持ちに触れたら、止まらなくなってわーーーっと出まくってしまうんじゃないか
このようなことを教えてくれました。
この事からAさんは『強くなければいけない』という
ドライバーと呼ばれる思い込みで、恐れの感情が出てこないように抑えこんでること。
だから恐さを感じる=弱い自分という感覚も同時に起こり
そんな自分を人に見せないようにしていること。
さらに、かつて恐れを感じたことで、溢れ出ることが止まらずに
そんな自分に驚き、恐くなったか
もしくは、そんな人を目の当たりにしたことがあったんだろうと予測することができます。
だから自分が恐れに触れると、また止まらなくなるんじゃないか。
もしくは、自分もあんな風になってしまうんじゃないか(それはイヤだ)と、恐れを感じることを止めてしまうんです。
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このようなことが無意識での自動反応として起こっているので
その辺りも同時に緩めることができると
Aさんの抑圧してた恐れの感情ケアに拍車をかけることができるんです。
(Aさんがセラピーで扱うのを先延ばしにした理由はこれらも関係していますよね)
ちなみにこの事柄に対し
・強くなくても良いんだよ
・弱い自分や恐さを感じる自分を人に見せても良いんだよ
・恐さを感じても止まらなくなることはないよ
といったような『言葉かけだけ』のアプローチは無意味です。
それで解決できる範疇なら、もうとっくに解決してるはずなんです。
Aさんには将来的にはどうなってると好ましいのか。
自分なりの【しっくりくるゴール(未来図)】も教えてもらいました。
<<Aさんの望むゴール>>
- 正常に反応して恐がる
- 恐いときには恐さに押しつぶされない、恐いでいっぱいにならない、飲み込まれない
- 冷静に的確に、恐がるものは恐がってもいいし
恐がらないで良いものには恐がらない
これ、「本当そう!!」って私も思いました。
ある意味、私たちにとって「心のセコムが正常に反応する」って
単純で当たり前のことのように思えるけど
正常じゃないことのほうが多いから、あたかもそっちが当たり前っぽく勘違いされてることだらけなんですよね。。。
ワークは無事に終了し
Aさんには「自分を恐がらせる想像(強迫観念)が、どんな感じになっているか様子見ててくださいね」とお伝えし、帰って行かれました。
そしたらね、その翌日に連絡があったんです。
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ビックリするくらい効果が!!
セッション終わってから、直ぐに噛み締めがなくなってる事に気づきました。
ここ数年噛み締めにスッゴイ悩んでて、日常でも歯に力入ってるの自覚があるくらいで、でもどうにもできなかったんですね。(この事も話す予定でしたが、伝え忘れてたんですね。)
本当に驚くくらい起きた後に噛み締めてないし、顎がスッゴイ楽〜ってなってて驚きものの木です
1日にしてコロナも全然怖くなくなりました笑笑
噛み締めが怖いからの影響かわからないですが、大分口周りがゆるーくなりました。
怖い扱って良かったです(^^)
実はこれ、セッション後のちょっとした雑談の時
「痩せたね。フェイスラインがめっちゃスッキリしてる」って話したら
「痩せたわけではなく実は、、、」と
強い噛みしめで、顎がおかしくなってて
病院通いしていると教えてくれたんです。(手術も検討してるらしいです)
痛みで物が噛めないから、フェイスラインが痩せてきたんだそう。
その噛みしめが軽くなってるからめっちゃ驚いたんですって。
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これもね、心理あるあるなんですが
感情を我慢しているとき、人によってはグッと噛みしめや食いしばりをしちゃうんです。
特に寝ているときに強く出るので
それが発展して、歯ぎしりが起こる人もいます。
私もこのタイプだったので、時々
朝起きると歯茎に違和感を感じたり
刺激による炎症で知覚過敏みたいになったり
頬が疲れてる感じは、かつては頻繁に起こしてました。
このメールで知ったんですが、Aさんはコロナにも恐がってたんですって。
「スッゴイ怯えてました笑笑
マスクもアルコールもいっぱいストックしちゃったくらい」だったそうです。
実はこれも、恐れの抑圧あるあるなんですよね。
コロナの危険を考慮することは大切で
マスクをしたり、消毒や、うがい手洗い、充分な睡眠などの対策は大事です。
だけども一部には、メディアによって不安を煽られている方も多くって、、、
煽られた不安から色々と過剰な行動が起こってるのなら
それは恐いに飲み込まれていると言えるのかも知れません。
適度に恐がる。
そのさじ加減は、ちょっと上手くお伝えできないのですが
Aさんは自身の経験を通して
今まではめっちゃ怯えていたけど、過剰な恐がりが無くなったことに気づいたんです。
このメールでの報告を受け取ったことで
Aさんも私と同じく、食いしばりに癖が出やすい。
我慢してるとき、グッと噛みしめてる。
そんなタイプなんだろうな~と思ったので
今後もストレスが溜まると食いしばる可能性があるので
そのサインが出たら、意識的に自分と向き合うと良いよ♪
と、お伝えしていました。
するとまた後日
![](https://shanti.okinawa/wp_2018/wp-content/uploads/2020/03/abc97631df1c408c98ef30b18f2c6ccd.jpg)
のりぴーさんが言ってたみたく、仕事しながら嫌だなぁって思ったときや、思いそうな想像した時に食いしばりそうになって歯が当たるのが分かりました。
今までは常に食いしばってて全然分からなかったのに
口の中が空いてるからこそ分かるようになった一個のバロメーター(?)を手に入れたみたいな感じで凄く嬉しいです( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
と、このようなことを伝えてくれました。
これ、めっちゃ分かるんですよね!
私も緩んできたからこそ、自分の顎の具合や食い縛りに気づくようになったし
「あっ!またやってた。ってことは今、ストレス溜まってるかな?
どんなことがストレスだったんだろう?」って
自分と向き合うときのサインにもなっていたんです。
Aさんは他にも
「日常生活の些細なことでも、自分の気持ちに気づけるって
辛いだけじゃなくて、楽しいなぁと視点が変わって嬉しいです。」とも教えてくれました♪
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落ち込んでたり
自分にダメ出ししたり
まだまだな自分に気づいたり。
私たちはそういうことに気づく能力はめっちゃ長けているんですよね。
けどね、Aさんが語ってくれたように
些細なことでも自分の気持ちに気づくことができると
その気づきをどう活かしてくかは自分次第で
「あっ、私 今 イヤだなって感じてたんだな。
だったらその『イヤという想い』を私が大切にしてあげよう」ってすることもできるんです。
せっかくの心や身体からが発してくれたサインを
大切にしながら次へと繋げる。
楽しみながら自分と向き合う。(自分と向き合うことは苦行じゃないからね)
そんなAさんのような方が増えていくといいなぁと思います♪
それでは またブログでお逢いしましょう♪
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