- 心理コラム
- 2019-1-21
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どれが本当の自分なのかわからない
なんだか気疲れするし、生きづらいけど、それがなぜなのかもわからない。
抱えてる悩みや、困った症状は人の数だけあって
当たり前すぎるほど日常に浸透していると、なにがストレスでとか、なにに悩んでてとか、具体的に上手く説明できるものではないけど
なんだか生きづらい
そんな漠然な悩みとして、重たい空気のようにまとわりつくこともあります。
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あなたは人から『どんな人』だと思われたいですか?
- 明るくて社交的な人
- 仕事ができて、優秀な人材
- 毎日が充実してて、幸せそう
- 良いお母さん、良き妻、家庭的な人
- 話しやすくて、気さくで、良い人
- スタイリッシュで、クールで、誰もが憧れるような存在
- 優しくて、柔らかくて、自然な感じ
- 賢くて、聡明で、安定感のある人
- しっかり者で、テキパキ・キビキビ、デキる女
自分で意識してるか、してないかは別として
人から『どんな人』だと思われたいという欲求を誰しも持ち合わせています。
逆を言うと、『こんな人』だとは思われたくないという欲求もありますよね。
あなたは人から、『どんな人』だと思われたくて、『こんな人』だとは思われたくないと感じていますか?
もしも それが上手くいかなかったとき、どんな気持ちになりますか?
想像してみてください。
あなたが人から、望んだようには思われてなかったり
『こんな人』とは思われたくなったことが思われていたら・・・
あなたはどんな気持ちになるでしょう?
その時、頭の中でどんな言葉を自分に投げかけると思いますか?
その時の気持ちって、自分を責める気持ちだったり
落ち込んだり、ガッカリしたり、悲しくなったり、不安になったりなど色々あると思います。
それら全て、できれば味わいたくない不快な気持ちなんですよね。
だからそのような気持ちになることは避けようと、日頃から無意識に行動しているんです。
できない人って思われたら、無価値感に襲われるから
それを避けるためにできる部分を必死でアピールして、デキる女でいたり
毎日が充実してて、幸せそうだと思われなかったら、優越感に浸れなくなる。
そうなると、なんだか負けた気がするから悔しい。
そんなのはイヤだから、『幸せな姿』見せておきたくなったり
明るくて社交的な人だと思われなかったら、友達いない寂しい人みたい。
そんな風に思われること自体、寂しくなるからいつも人といたり
良いお母さんとか、良き妻とか、良い人でいないと
人から認められないし、受け容れてもらえない気がする。
だから一生懸命頑張っていたり
そういった努力って、日々当たり前のように繰り返されてるから
自分では必死に頑張ってるつもりはないし
特別それが悩みだとも、苦だとも思ったことはない。
本当、普通に、当たり前のことな感覚。
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『どんな人』だと思われたいか、その逆の要素も自分の中に存在する。
『こんな人』だとは思われたくないその要素は、自分の中にも在る。
このことは、あなたが認めようと、否認しようと、偽りのない事実です。
自分の中に本当は在るけども、認められない部分(要素)のことを『シャドウ』といい【影の自分】となります。
影を隠すために、日頃演じる【見せかけの自分】も同時に存在します。
本来の自分・ありのままの嘘偽りのない自分というのは、理想化された素晴らしい自分ではなく
影の自分も含めた、等身大の自分のことです。
そこには できない自分もいるし、優しくない自分や、ネガティブな思いを抱える自分や、楽しくないときや、おっちょこちょいなとこや、完璧でない自分、頑張れない自分
そんな様々な要素、色んな自分が含まれているんです。
【見せかけの自分】にばかりエネルギーを費やしていると、人からは良く思われるかもしれないけども
その犠牲として、ありのままの自分を抑圧したり、シャドウを切り離すことになります。
つまり、人からどう思われるかばかりを気にして【見せかけの自分】で生きていると
本来の自分からはどんどん遠のき、生きづらさを感じることにもつながるんです。
その結果
- 自分がわからない
- どれが本当の自分かわからない
- ただ生きてくだけなのに、なんだか疲れる
- なぜか、どこか、満たされない。埋まらない
このような感覚を感じることにもなりかねません。
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このような生きづらさを解決するには、切り離したシャドウを受け容れ、統合する必要があります。
【影の自分】と調和するのに、心理セラピーは最適な方法です。
ありのままの自分を受け容れ、等身大の自分で生きていくことができると、生きづらさが解消されるだけでなく
本来の自分の輝きや情熱や好奇心が、内側から溢れ出てきます。
その姿はもしかすると、あなたが元々望んでいた、人からどう思われたいかの姿かもしれないですね♪
ありのままの自分を受け容れると得られる副効果
自分自身との一致感が深まってくると
他人があなたのことを事実とは違う認識をしていたとしても
わざわざ誤解を解いたり、説明する必要もないことに気づきます。
「Aさんは私のことを△△だと思っているんだな。
だけどそれを、本当は○○なんだよと、相手に理解を求める必要はない。
私が、自分の○○を認めている。それだけで充分」
言葉にすると、こんな感じですね。
ありのままの自分を、自分が認め受け容れられるようになると
その『ありのままの自分』を、人にアピールしたり、認めてもらえるようにしたり、理解させたり、受け容れてもらおうとする必要すらなくなってきます。
ありのままの自分の感覚が深まると
ありのままの自分にとらわれなくなる。
そうなってくると、さらに自由度は高まりますよね。
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自分のシャドウを他人に見出すと、そこを批判したくなるもの。
それが【抑圧と投影】です。
あの人の◇◇は良くない。とか
あの人の△△な所は好きじゃない(嫌い)。とか言ったように
他人をジャッジし批判したり、その部分をみる度にイライラしたり、不快な思いを感じるもの。
それらを『悩み』として、セラピーで扱うことも多々あります。
これは私自身の経験からですが
ありのままの自分を受け容れれば受け容れるほど
他人のありのままも受け容れられるようになる。
結果、嫌いな人やイヤだと感じる人が減った。
という事実があります。
これは私が自分の生きづらさを解消するために、心理セラピーを受けてきた結果の副次的な効果です。
本来の自分で生きることが可能になると、人との調和も取れるようになるんです。
人と関わりながら、自分の世界を拡げ、豊かに幸せに生きてくことが可能になるのなら
あなたはそこで、どんな景色を見たいですか?
どのような気持ちを味わいたいですか?
そのために取り組める最初の一歩はなんですか?
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