他者貢献にも、順番がある

  • 心理コラム


ライサポレッスンのメリット・デメリットに関して、ご質問メールが届いたので
みなさんにもお伝えしますね♪

 

こんにちは♪ 心理カウンセラー・のりさん(谷口のりこ)です。

 

バリ好き、ヨガ好き、海好きの
アラフォーのりさんが、沖縄を拠点に

不自由な生きづらさを手放し
『心の土台を整え、生き方を再構築する』

根本ケアをオンラインでやってます♪

 

◆ 初めましての方へ
私がどん底人生から脱却した方法はこちらです♪

 

。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚

◆ 『自分で解決する力』を育てる基礎レッスン
どうやって悩みと向き合うと良いのか?【基本】のレッスンです

 

◆ 頑張ってもうまくいかない、不器用な生き方を手放す方法
自分らしく自然体で生きたいアラフォー世代へ♪

詳細はこちらから

。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚+:✿。.゚



質問内容はザックリ言うと

ここ数年、自分に向き合うことを続けてこられ
【周りに貢献したい】という想いが出てくることが増えてきたけれども

方向性というか、どう進んだらいいのかわからずに、立ち止まってるような感覚がある中で
私からのメールが届いたので、ご自身の理想と進んでいきたい方向がズレてるということなのかが気になってのご質問でした。


この件に関しては、私も補足説明が必要だと思っていたので
今回のご質問が私にとっても参考になりました。


ライサポレッスンのメリット・デメリットをお伝えしたのですが
その中に<<こんな方には不向きです>>というのもお届けしていました。


▽その一部がこちらです▽

◆理想化された自分になりたい方

・何があっても怒らない、イライラしない人になりたいです。
・欲を手放して、今あるものだけで満たされる自分になりたいです。
・どんな時でも他者に貢献できる優しい人になりたいです。

などのような理想をお持ちの方には不向きかと思います。




この『理想化された自分になろうとする』というのがポイントなんですが

私たちはときに【それがもっとも素晴らしいこと】だと思い
現実的にはあり得ない理想を追い求めることがあります。

昔の私は『イライラしてる自分はダメ』だと思ってたので
『イライラしない人になりたい』と願っていました。

それって、イライラという感情自体がダメなことだと思い込んでいたんですよね。


けど、それも間違った思い込みの1つで
イライラすることにも『意味がある』んです。

イライラは何かを自分に伝えようとして湧き上がる大切な感情の1つだから
無くすことはできないんですよね。


イライラが訴えている『本当の意味』を、理解し受け止めることができると
その件に関しては、その後イライラすることは無くなるけども


『怒ったりイライラする』という、感情そのものを
一切感じないようにすることはできないんです。


むしろ、それができてしまった暁には
残念なことに、イライラという感情だけで無く、喜びや幸せや楽しみと言った感情までも
封印して感じられなくなるので大問題なんです。


『欲を手放す』という部分もね
私たちはなんとなく【欲ってダメなこと】【無欲なのが良いこと】として思い込んでいるんですよね。

確かに貪欲・強欲・欲張りなのは良くないことだとは思うので、欲望と呼ばれるような、、、
その辺りのことであれば『欲を手放す』というのはアリだと思います。


だけども、そもそも私たちには【基本的な欲求】というのが備わっているんです。
欲があるからこそ、成長していける部分もいっぱいあるんです。


承認欲求だって、不都合な形で表れてしまうのは改善すると良いけれども
承認欲求そのものを私たちの中から全てなくすことは絶対にできないんです。


人と繋がりたいという欲があるから、人を求めて逢いにいくし

成長したいという欲や、○○ができるようになりたいという欲から、そのために頑張るんだし

もっとラクに生きたいと願うから、自分らしく生きよう。変わろうと取り組むんです。
(私がヨガで「このポーズできるようになりたい」と願うのも欲であって、その欲があるから頑張るし、成長するんですよね)



【欲】があるからこそ、私たちは行動を起こして
今以上の幸せへと進んでいけるんです♪




欲を手放して、今あるものだけで満たされる自分になりたいです。というのは、一見とても素晴らしいことのように聞こえるのですが
実はそれって、自分の成長を止めることにも繋がりかねない思考だし
そもそも欲を無くすことはできないんですよと言いたかったんです。


むしろ、私自身は【みんながもっと、自分を幸せにすることに対して貪欲であったら良いのに】とすら思っています。


 



他者貢献に関しても
【どんな時でも他者に貢献できる優しい人になりたいです】というのがちょっと微妙なんです。


どんな時でもって、それ自体も無理なことなんですよね。。。

だってそれは、自己犠牲的な行動になりかねないし
自己犠牲の上に成り立つ貢献ではご本人の幸せは二の次になってしまうし。


他者貢献もね、ご自身が今いるステージによって
まだその段階では無いという方もいらっしゃるんです。


まずは自分を満たすことが最優先。

自分自身がいっぱいに満たされてから、その余力で今度は自分の身近にいる人に与えていく。(その時も自分を満たすことは常に平行して続ける)

自分癒やしがもっともっと深まっていけば、そこから社会に対してもどんどん貢献し影響を与えていく人になる

これが正しい順番というか、段階なんです。


他者への貢献はとても素晴らしい行為ですが
自分が満たされてない状態(まだその段階でないのに)では、自分自身がどんどん枯渇して苦しくなってしまうのでNGなんです。
(それがわからなかった若い頃は、枯渇して疲弊して「私はこんなにやってるのに…」って、悪循環させていました)



あとはですね 【どんな時でも他者に貢献できる優しい人になりたいです】という想いの裏には
『人の役に立つ自分だったら価値があるけど、ありのままの自分(貢献できてない)自分には価値がない』などのような思い込みが絡んでいることもあり
(自己価値が条件付きになってるケースです)


そうなってくると、本当の問題を隠すための他者貢献なので
『いわゆる良い人(聖人君子的な)になるため』のライサポレッスンでは無いんですよという意味合いでした


どんな時もイライラしない人になる。一切の欲を手放す。なども良い人になるためのことなので、、、
ライサポレッスンは【自分らしくなるため】のものなんです。


なのでイライラしないようになりたいとか、欲を手放したいとか、貢献したいという【想い】自体がダメなわけではないのです。

と、いうことをみなさんにも伝えたくて。
ご質問いただいたHさん、ありがとうございました♪


それでは またブログでお逢いしましょう♪

▶ インスタでは心の仕組みのお役立ち情報を投稿中
インスタへはこちらから