- 悩みや行き詰まりの原因
- 2019-3-8
将来のことを考えたときに
自分のしたいこと、やりたいことがないんです。
そんなご相談も数多く頂きます。
【やりたいことがわからなくなる】のにも、ちゃんと原因や理由がいくつかあるんです。
赤ちゃんや幼児は好奇心の塊で
誰に何を言われなくても、勝手にアレコレと手を出して
時に周りの大人を困らせたりするものですよね。
初めての寝返りだって、つかまり立ちだって
なんでも口に物を入れちゃったり。
そういうこと全て、赤ちゃんは自分の【やりたい】という好奇心や欲求のままに行動に移しています。
以前うちの甥っ子が
ベランダの植木で、土いじりをしながら水浸しにする遊びにハマってて
泥んこビシャビシャのまま家に入るから困ると姉が言ってましたが
そんな遊びですら、子供は【やってみたい】気持ちのまま、純粋に行動しているんです。
私たちはみんな、【やりたい・やってみたい】という好奇心や欲求を持って産まれてきたはずなのに
大人へと成長するどこかの段階で、その欲求や想いを封じ込めてしまっているんです。
心理セラピーでは、封じ込めてしまった原因を探り
改善し、好奇心や欲求を感じられる元の状態へと導くことが可能です。
そこまでたどり着いたら、自ずと内側から湧き上がってくる
【やりたい】という欲求に気づくことができるようになるんです♪
【やりたいことがわからない】その原因を
これからいくつかシリーズで紹介していきたいなと思います。
人のために生きてきた
人を喜ばせたい。
人のために何かをしたい。
そう思う奉仕の精神は大事なんですが、それが強いと
【本当は自分がやりたいこと】を犠牲にしなければいけない場面に多々遭遇します。
たとえば、子供の頃にこのような経験はありませんか?
- なかなか褒めてくれないお母さんに認めてもらいたくて、必死で頑張ってきた
- お父さんに喜んで欲しいから、自分のしたいことは我慢してお父さんが勧める方を選んできた
- 親に見てもらいたい、気にかけてもらいたいから、気を引くことをしてきた
- 否定的でダメ出し、反対ばかりする親の干渉がイヤで、無難な道を選んできた
- これをやったら「周りがどう思うかな?」と気になって、したいことを我慢した
- 自分でやりたくて始めたことの壁にぶつかって傷ついたり、逃げたことがある
- 自分がしてあげたことで喜ばれたことが嬉しくて、いつもいつも「人が喜ぶこと」ばかり考えていた
- 失敗や間違いが恐く、正しいことや正解、これなら大丈夫というものだけを選んできた
思いつく限り、ザッと上げてみました。
(人のために以外の体験も含まれていましたね^ ^;)
親に認めてもらいたくて頑張る。
親を喜ばせたくて頑張る。
それ自体は悪いことでもないし
むしろ子供からしたら、自然な心の動きではあると思います。
けれども、自分のしたいことと親が認めてくれること、喜んでくれることが真逆だったり、方向性が違った場合、どうなると思いますか?
自分の欲求を犠牲にして、親に認めてもらう方を選ぶか
たとえ親が認めくれなくても、自分の欲求を優先するか。
どっちを選んでも、どこかシンドいし
その葛藤でまた苦しくもなるんです。
親に認めてもらうこと。喜んでもらうことばかりを続けていると
「自分の本当の気持ち・欲求」が沸いてきたとき
それを我慢しないといけないですよね。
抑えこんだり、見ない振りして無いことにしたり、グッと飲み込んだり。
それって、想像するだけでも
「ちょっとシンドいな」
「なんかイヤだな」って、眉間にしわが寄るような不快な感じがしませんか?
そんな不快なことでも、それが当たり前のように続くと耐性が付くんです。
不快だと感じてたことが、不快な感じがしなくなり
いつしか【当たり前のこと】ととして処理されて、我慢してる感覚がなくなってくる。
すると当然【自分の本当の気持ちや欲求】は感じられなくなるんです。
【自分の本当の気持ちや欲求】の中には
『好奇心』や『なにかをしたい!という欲求』も含まれていますが、それすらも感じられなくなってしまう。
それが自分のやりたいことがわからなくなってしまった原因になっている場合があります。
つまり、人のために生きてきた結果
自分のためには生きられなくなってしまったとも言えるんです。
心理セラピーでは、自分のやりたいことを感じられるようになるために
【人のためだけ生きる】のは終わりにするというワークをしていきます。
人から認めてもらったり、喜んでもらうこと。
それを優先して生きるのではなく
自分の欲求も大切にしながらこれからを生きる。
そんな感覚を芽吹かせていく。
それが心理セラピーで目指すゴールです。
(なので【自分の欲求だけを大事にする】といったような、我儘になっていくのとは違うのでご安心くださいね)
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