イジメや友人関係が心に与える影響③

  • 悩みや行き詰まりの原因

「女友達」と良好な関係を築くのがとっても苦手な私。
なので仲良くなっても、その関係が長く続くことはありませんでした。

前回の記事ではその原因をお伝えしました。

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「人が恐い」「対人恐怖」などのご相談で来られた方には必ず聞くことがあります。


「イジメなどを受けた経験、ありますか?」

この質問に対してみなさん、口を揃えたように「イジメというほど、ひどいのはありません」と話されますが、そこには大抵続きがあります。

そしてその続きは、客観的に見ると「それってイジメと変わらないよね」という内容であったり
イジメとハッキリ断言できないけど、似たようなものということばかり。



私の場合は、そこまで極度の対人恐怖ではなかったのですが
(けど、今振り返るとそれに近い部分はあったかもですね)
友人関係でのトラブルをきっかけに、大人になっても人と関わることが苦手になってしまう人も多いんです。

社会性を学ぶ多感な時期の人間関係は、意外なところにその波紋を残すことだってあります。

「あんなこと大したことではない」と、そのひと言で片付けるには
代償はあまりにも大きすぎると常々思います。




先日、サービス業をしてるクライアントさんが、お客さんとのことで過剰に反応してる自分が気になると話されていたので
セラピーで掘り下げていくと、その原因は小学生の頃の「お友達との間で起こった出来事」でした。



私の友人で小学生の頃に、みんなの前に立たされて
その場にいた全員から、自分の悪いところを言われ続けられたという経験をした子がいます。

吊し上げ状態ですよね。
聞いただけでも、すごい恐いことだなぁって思いました。



なので彼女は、数名が集まって誰かの噂話をすることも恐くなるし
ただみんなで意見を言い合う場も恐くなるし
人前に立つとそれだけで、足が震えて恐くなるし
人からの注目が集まることも恐怖だと話していました。

女って面倒くさい
気に入らないことがあると、女性は攻撃してくる

など、私が女性に対して持っていた思い込み。


私みたいに、女友達との関係から学ぶ方もいますが
「お母さん」を通して、学んでいく方もいます。


お母さんがどんな女性であったか。
それがそのまま、「女性とは○○である」という思い込みへと結びつくものなんです。



自分のパターンに気づき、トラウマをケアしてからの私は

私の周りいる、腹割って話せる人
信用できる人
意見を言い合っても、関係が壊れない人
面倒くさいけど、面倒くさくない人
感情的にならない人、ワガママでない人

そんな人たちの存在に目を向け、そこでの関係を深めていくことを意識しています。


まだ、たまに以前のようなことが起こり、傷つくときもありますが
その時は多くの気づきが得られるチャンスでもあり
人間関係の関わり方や距離の取り方を見直す良い機会となっています。


人との関係で心はひどく傷つくのですが
人を癒すのもまた、人との関係なんですよね。

友人関係で傷ついた私の心を癒してくれたのは
「女友達」でもありました。



親友や、仲間との関係は
私に人と親密に関わることの、温かさや、安らぎや、安心感を与えてくれてたんです。


ちなみに、私だって友達に対して不満や、こーゆー所はイヤだなって思うことはあるし
それを本人がいない所で、別の友人に聞いてもらうことはあります。


けどね、私に中に基準があって「それを本人がいても言えるかどうか」「本人にも伝えられるかどうか」なんです。
(もちろん伝え方や、言葉選びは大事です。感情的に伝えるなんて事はしません。)


誰だって、長所や短所があるわけで
それを知ってて、受け容れ合っていく中で関係って深まっていくし。

正論を押しつけるわけでもないし、良い・悪いのジャッジをしてるんでもなくて。
だから相手のことを受け容れてないとか、否定してるとかでもなくて。
(否定されたって言われると、次から何も言えなくなるよね・・・)


私にとって大切な女友達って
なんだかんだあっても、腹割って本音で話せる風通しの良い関係だなって。
そんな女性達との関係は、これからもどんどん深めていきたいなって思います。



あなたの友情の基準ってなんですか?