悲しみ(寂しさ)を我慢するとイライラへと変わる

  • 正しい感情の扱い方

感情にはニセモノと本物と2つあるの続きです。

 

本物の感情に蓋をして、我慢し続けると
ニセモノの感情が顔をのぞかせてくる。

 

【悲しみ】を我慢すると、どうなってしまうのか。
それを今日はお話しますね。

 

こんにちは♪ 心理カウンセラー・のりさん(谷口のりこ)です。

 

バリ好き、ヨガ好き、海好きの
アラフォーのりさんが、沖縄を拠点に

不自由な生きづらさを手放し
『心の土台を整え、生き方を再構築する』

根本ケアをオンラインでやってます♪

 

◆ 初めましての方へ
私がどん底人生から脱却した方法はこちらです♪

 

【悲しみ】の役割

【悲しみ】ってそもそも、どんな時に感じる気持ちでしょう?

 

人が悲しい気持ちを感じる時。
それは『喪失体験』と関係があるんです。

 

自分にとって大切なものや、大切な人を失ったとき(キャリアや身体の一部なども)
失ったツラさや痛みの分、人は悲しくなるんです。

そして悲しい気持ちを感じた分だけ、前へ進めるんです。

 

つまり【悲しみ】という感情は
大切なものを失って、傷ついた心を癒し
その傷を乗り越え前に進ませてくれる役割があるんです

 

大切ななにかを失い 悲しいときに、十分に悲しめないと
気持ちがそこに留まり続け、過去に生きる人となってしまいます。

 

失ったものだけでなく、他にも
本当は得られるはずのものや、
期待してたものが得られなかったときも、人は悲しみを感じるんです。

 

だから、子供が親に対して
「愛して欲しい。認めて欲しい。受け入れて欲しい。助けて欲しい。」 などなど

 

そんな当たり前の気持ち(期待)を持っているけども
それが得られないし、叶わないと感じた時。

 

悲しみは感じて当然だし

その悲しみを感じる痛みを避けようと
我慢したり、ないことにしていると
悲しみはこじれてしまい、ニセモノの感情がフツフツと出てくるんです

 

【悲しみ】がニセモノに変わるとき

 

以前の私はよく、悲しみをこじらせていました。

 

旦那さんが出張で長らく家を空け
帰ってきてからも接待だ、なんだって飲み事で帰宅が遅い日が続き
せっかくのお休みも遅くまで寝て、私との時間が全然ない。

 

そんなことが重なると、かまって欲しいのに構ってもらえない悲しみ(寂しさ)から
イライラへと変身させ、ネチネチと嫌味を言っていました。

しかもちょっとしたことでキレてたんですよね。当時は

 

けどね、ほんの数時間でも
私のことを優先してくれたり
2人きりのデートの時間を作ってくれると、すぐさまご機嫌になる分かりやすい人でした♪

 

他には、悲しみを抑圧していた頃は
被害者意識に捉われやすくもなってました。

 

充分に悲しむことが出来ないと
良い意味の諦めがつかないんです。

 

うちのお母さんはどちらかと言うと自分優先で
子育てはご都合次第で、気分任せ、姉任せで、自分の楽しみの方が優先の人でした。

 

そんなお母さんに対して、子供の頃からずっと
悲しみや寂しさを我慢して、感じないようにと凍りつかせてたのが私でした。

なぜならば、私が悲しんだり寂しがると
お母さんに迷惑をかけたり、嫌われると思っていたから。

 

幼い私にとって、自分の悲しみや寂しさがよりも
迷惑をかけず、嫌われないことの方が重要で大事なことだったんです。
だから悲しみ(寂しさ)は二の次三の次でした。

 

そんな私は大人になってからずっと
「こんなお母さんだから悪いんだ」
「こんな家に生まれたから、私が苦しむんだ。私の性格まで歪むんだ」って強く感じ

私の人生が上手くいかないことや
生きづらく、苦しいのは全て、お母さんのせいだ!!くらいに思い
毒親だ!アダルトチルドレンだ!と、親を非難し責め続けていました。

 

ですが、悲しみが癒えると共にその被害者意識もなくなり
被害者意識から抜け出した時、ガラッと何かが変わってく手ごたえを感じた瞬間がありました。
(今はお母さんとも良好な関係を築いてます)

 

旦那さんにイライラ、ネチネチしてた時は
両手にしっかり『悲しみ』を握って、感じようとはせずに握りしめたまま

『私がこんな気持ちを握りしめなきゃいけないのは、あなたのせい』と言わんばかりの態度でした。

 

固く握りしめてる手を緩め
「本当はかまってくれないことが悲しい(寂しい)んだよ」と伝え
ハグされながら、ボロボロ泣いたらスッキリ爽快。

なんてこと、数年前はよくやってました。

 

本物の感情の【怒り】や【悲しみ】や【恐れ】は
感じることそのものがツラいし、痛いし、時に恐くもなるものだから
我慢したり、抑え込んだり、握りしめたまま、どうしていいか分から無くなってしまうもの。

 

だからその痛みを覆い隠すために
ニセモノ感情が膨れ上がってくるんです。

 

ニセモノの感情が雪だるまのように大きくなったとしても
ゆっくりジワジワ溶かしていくことは出来るんです。

だから安心してくださいね。

 

次回は怒りという感情の役割です。

 

抱えている悩みや不安は、必ず解消することができます。
もっと身近に心理セラピーを置いてもらえたら嬉しいです♪


それでは またブログでお逢いしましょう♪

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