《くつろいではいけない》を持つ者は、くつろいだりリラックスすることができず、何もせずにのんびりと時間を過ごすことに罪悪感を感じる。
また、見かけ上は身体を休めてくつろぐことはできるけれども、心理的にくつろげない者もいる。
主な症状
- のんびり、だらだらできない
- のんびりすると罪悪感を感じる
- 横になって身体的に休むことはできるが、頭では忙しなく考え事をしているなどで、心からくつろげない
- ついガンバリ過ぎてしまう
- 休みの日でも予定を詰め込んでしまう
- くつろいでいると、自分の居場所がないと感じる
- くつろいでいると、無価値感がでてくる
- いつも疲れている、でも、休めない
- 肩コリ、首コリ(つねに過緊張の状態)
- メランコリー型(定型)うつ病(うつ病で休んでいる自分を責める。うつ病なのに休養できない)
刷り込みの場面
自分自身に厳しく、全くくつろがない親から、「くつろぐことは良くないこと」「努力なくして成功なし」といった価値観を刷り込まれた場合が多い。
また、休むことなく、いつも大変そうにがんばっている親の姿を見て、「自分だけがくつろいではいけない」と心に決める場合もある。
- くつろいだり、だらだらしていると怒られた(「だらだらしてないで、ちゃんと勉強しなさい」等)
- 「自分だけくつろいではいけない」と思った(なぜなら、「大変そうにしている親に悪いから」等)
- 両親がくつろいだり、だらだらしない人だった(「平日は仕事、週末も家事で働きずくめの母親」)
- 親からの汚染(「努力の先に栄光あり」「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」等)