《健康であってはいけない》を持つ人は、「ストレスや不安があるとすぐに体調を崩す」「人からの注目や愛情が不足すると病気になる」「慢性的な体調不良(たとえば、疲れやすい、身体が重い)」「風邪をひきやすい」等の症状を持っています。
また、自分の健康に対する責任感がなく(低く)、病気になっても休むことなく、無理をしてがんばり続ける人もいます。
主な症状
- 身体に特別悪いところがあるわけでもないのに、よく病気になる
- ストレスや不安など、嫌なことがあると体調を崩す
- 大事なときに限って熱を出したり、怪我をする
- 人からの注目や愛情が不足して寂しくなると、病気になったり、怪我をする
- 医者から「どこも身体に悪いところはない」と言われたのに実際に体調が悪い
- 病気を治したいのに治らない
- 慢性的な体調不良、全身のだるさ
- よく風邪をひく
- 病気になっても休まない(休めない)
刷り込みの場面
《健康であってはいけない》は、「普段は仕事で忙しくて家にいない母親が、病気になったときだけそばにいてくれた」「いつもは怒ってばかりで厳しい父親が、病気になったときだけやさしくしてくれた」「病気になったときだけ、嫌なことをしなくても許された」といった経験を通して刷り込まれる。
また、病気がちな親をお手本にして、《健康であってはいけない》が刷り込まれることもある。
- 子どもの頃、病気の時だけ優しくしてもらえたり、気にかけてもらえた
- 身体の不調を訴えると、学校や仕事など、嫌なことを回避できた
- 病気になると、「もっと勉強しろ」「もっとがんばれ」等、嫌なこと言われずに済んだ
- 幼少の頃、両親が病弱で寝込んでいたり、何度も入院する姿を見て育った
- 病気になると、怒られる(反抗的決断になりやすい)