感情に壁があり、なにを考えてるかわからない

  • 心理コラム


どこか感情に壁がある気がして
なに考えてるか分からない人っていませんか?


今日のお話はどちらかと言うと、男性に多い症状なので
そういう男性を好きになることが多かったり
自分のパートナーがそんな感じの人だったり(うちの旦那さんとか笑)
会社にそういう男性いますって方もいるかな?と思います。

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最近セルフジェルネイルに
ハマってます♪


今日はイライラすることが多い原因の続き
【感情を抑圧しやすい人は、理性に偏り左脳優位になる(要は理屈っぽい)】についてお伝えします。


感情を抑圧するとはどういうことなのか
詳しくは前回の記事でお伝えしているので、今回はその説明は省きますね。



感情を抑圧しやすいと言うことは
そもそも日常生活においても、自分の感情をあまり使えないということです。


 


つまり、普段から自分の感情に触れることを無意識に避けているんです。

自分の感情との繋がりを切断しているんですが
その繋がりの切断には無自覚です。

 
冬ネイルは青べっ甲&雪の結晶



悲しみや不安や怒り、落ち込みなどの感情表現をしないだけでなく
楽しいとか、喜びとか、幸せなどの感情すらも表現が乏しく
感情の抑揚がなく、平坦な感じの印象です。



感情を抑圧し、日頃から自らの感情との繋がりを切断していると
感じることをしない(避ける)ので
考えることで対応することがクセになっていくんです。


要は、理性的な対応となるってことですよね。



それはある意味、良いことでもあるのですが
時として人間関係のコミニュケーション場では弊害となることもあるのです。


赤ラメ&水彩画デザイン



男性脳と女性脳の違いの話しで
女性が悩みや相談を持ちかけたときに
男性は解決思考となり、アドバイスしたがるが
女性は共感を求めてるから、アドバイスすると上手くいかない。

というようなこと、聞いたことありませんか?


これも今回お伝えすることと、似てるので
男性に多い症状とお伝えしたのは、そのためです。



ちなみに、、、
私は基本がセラピスト脳になっているので
プライベートでも悩みや相談を聞くと、つい解決策や分析を答えてしまいます。

なので女友達の悩みや相談を聞いたときも
共感を求めてる人とは、関係がこじれたことが過去に何度かあります。
(特にお酒が入ってる席では要注意ですよね)



セラピスト脳というか、職業病っていう表現のがピッタリかな?

ちょっと優しめのアニマルデザイン


感情が使えず、理性的な対応になる



感情との繋がりを切ってるがゆえに
感情が使えず、理性的な対応になるとは
具体的にどんな感じだと思いますか?

  • 自分のことを語るとき、感情については触れることがない
    (分析や理論、思考の話しになる)
  • 感情の話し(質問)をしてるのに、状況や思考の答えが返ってくる
  • 感情を表現する言葉を使わない。
    使っていたとしてもどこか棒読みの台詞回しっぽく、気持ちがこもってない気がする。表現が平坦というか、淡々としてるというか
  • 共感能力の欠如

といったことが多く見られます。


自分の気持ちに触れないので、感情に関したことを語るのは少ないのはもちろんなんですが
個人的に面白いなぁと思うのは【感情の話し(質問)をしてるのに、状況や思考の答えが返ってくる】ですかね。



たとえばね、デートで夕陽を見ながら過ごしてるときに
「楽しいね。幸せだね」って言ったら
「そうだね。夕焼けが綺麗だね」って返しがくる。

この返事、あながちつじつまが合わないわけでもないんだけど
ちょっと「ん??」って違和感ないですか?


ほかには「今、どんな気持ち?」って聞いたら
「今から~~に行こうと思うんだよね」というように
考えてることや、思ってることなど『思考』での答えがくる。


こういったやり取りって、本当は不自然な返しなんだけど
けっこうスルーされがちなんですよね。

けど なんとなく感じる違和感だけは残るから
『何を考えてるか分かんない人だな』っていうイメージになってしまうんです。


これ、本当は『なにを感じてるか分からない人』なんですが
多くの人は感じてることと、考えてること(思ってること)の違いが曖昧なので
感情の質問に対して思考での答えがきても、そのまま受け流してしまうんです。


チップを使って黙々練習したり



【感情を表現する言葉を使わない。
使っていたとしてもどこか棒読みの台詞回しっぽく、気持ちがこもってない気がする。表現が平坦というか、淡々としてるというか】


これについては、感情に触れることを避けるので、感情を表現する言葉を使わないというのは
説明せずとも安易に想像できるかと思うのですが

感情を表す言葉を言ってくれてるんだけど
棒読みの台詞回しっぽいことも多々あるんですよね。


これ、私の友人なんですが
「今日はのーりーに久しぶりに会えて、とても嬉しいよ。
誘ってくれてありがとう」
って言ってくれるんですよね。

これ、言葉だけ聞いたら良い感じですよね。

けどね、実際に肉声で聞くとめっちゃ棒読みで、気持ちがこもってないような言い方なんです。



この友人は付き合いが古いので、感情表現が苦手な人だと知ってるので問題なしですが
何も知らず、普通に聞いてたら

「どうせ、そんなこと思ってもないくせに・・・」って思われかねないくらい、超淡々としてるんです。
不器用な人どころじゃない感じね。



嬉しいとか、楽しいとか言ってくれてるけど
「本当かよ!?」って突っ込みたくなる人っていませんか?

私でも、思ってもないこと言ったり
ただの社交辞令のときって、気持ちこもってないからペラい感じになるけどね・・・


このタイプの場合は『思ってもないわけじゃない』ことの方が多いんです。

本当に思ってるんだけど
その言葉に感情の重みが乗っかってないから、誤解されやすいんですよね。



口では良いこと言ってくれるけど、本当かな?って思っちゃう
こういった部分も、やはり『なに考えてるか分かんない人』として思われがちですよね。


どっちを信用して良いのか分からなくなって混乱しちゃうので、その見極めは大事ですよ。

特に《人を信用してはいけない》を持っている方は
信用してはいけない人の言葉を信じた結果、裏切られ傷つくことを繰り返すので要注意です。


マイブームはシェルネイル
ステンドグラス風がお気に入り♪



では次に【共感能力の欠如】についてなんですが

自分の感情に触れることを避けるというのは
そのまんま『自分が自分の感情に共感できない(わかってあげられない)』という現象がおきます。



人が人に対して共感するときって
相手の中に、自分と似通ったものを見つけたときなんです。

けどね、自分の中に『感情』を見つけられないと
相手の中にも見つけることできないので
共感できないってことが起こるんです。





たとえば『ひどいことをしても良い』という思い込みや、そういった思想が自分の中にない人は
ひどいことを平気でする人の気持ちが「理解できない・わからない」ものですよね。

【共感】も、同じようなものなんです。



悲しみや、不安を感じることを抑えてる人は
自分の中に悲しみや不安を見つけることができないので
悲しみや不安を感じてる人の気持ちに寄り添えず、わかってあげられないし


楽しみや幸せを感じることを我慢してる人は
自分の中に楽しいという感情や、幸せという気持ちが薄いので
人が楽しんでる姿を見ても「それの何が楽しいのかわかんない」ってクールな対応になったりします。

(同じことを同じように楽しむかどうかは別ですが、人の楽しんでる様子を見て「あの人はこれが楽しいんだな♪」って『楽しい』という気持ちに理解を示し、共感することは可能なんです)



感情を抑圧してる人は、感情が元々無いわけではなく
ないことになってるだけなので
自分の感情に触れることができるようになってくると
共感能力も自然に芽生えてきます。



また、自分の気持ちを抑圧している人は
人の感情に共感を示すと、というか人が感情を感じてる場面に遭遇すると
そこに投影が起こり、自分の抑圧してた感情までもが刺激されることがあります。

心理セラピーの現場では、そういった反応を活用し
効果を高めることもするのですが

抑圧してる人にとって、自分の感情まで刺激されるということは困ることでもあるんですよね。


なので人が感情を感じてる場に遭遇しても
そこに自分まで巻き込まれないように、心の壁を分厚くする必要があるのです。

ちなみに、そういったときは必ずどこかにグッと力が入ってます。
握りこぶしをグッとしてたり、肩に力が入ってたり、口元喉元グッと、などなど。
なので表情もどこか硬い感じに見えるときもありますよ。



それらの様子が他者から見ると
共感を示さない人。どこか壁のある人として映るんです。


なので【共感能力の欠如】と言ってますが
本当は【共感能力を封印してる・麻痺させてる】という表現のが正しいかもしれないですね。



いかがでしたか?
感情を抑圧してる人が、理性に偏り左脳優位で、理屈っぽい人になってしまうという理由が、なんとなくでもご理解頂けましたか?


秋は赤べっ甲にしてました♪



男性に多い症状とは言いましたが
感情を抑圧するのは男性だけというわけではありません。


女性でも感情を抑圧してる方は多いのですが
女性の場合はどちらかと言うと
抑圧してるがゆえに【ニセモノの感情を頻繁に使う】という傾向が強いです。


前回お伝えした、イライラするなどもそうですが
ニセモノの感情を頻繁に使うので、ご自身では
『自分はとても感情的なタイプ』と思ってることが多いので

まさか、そんな自分が感情を抑圧してたとは思ってなかったと話されるのは
心理セラピーの現場ではよくあることです。



そして不思議なことなんですが
感情を抑圧して、ニセモノの感情を多用する自称『感情的な女性』
感情を抑圧して、どこか壁のあるなに考えてるかわからない『感情表現の乏しい男性』とが
恋愛・結婚などのパートなシップでペアになることが多いです。


なに考えてるかわからない人を好きになることが多い方は
一度、自分の感情について向き合ってみると、新たな発見があるかもですよ。



【言語や知識・理解だけで解決できない問題は、感情にアプローチしなきゃダメ(分かっただけでは変われないのはこのせい)】についてはまた、次回
◆頑張ってるのになんで変われないんだろうでお伝えしますね。