- 心理コラム
- 2019-9-21

人が無意識のうちに繰り返しているパターン。
直そうと意識しても、ついついやってしまい
同じ結果に陥るそのパターンは『心理ゲーム』とも呼ばれ
意識して直すことは困難を要しますが
心理セラピーでは改善が可能です。
今日はまた別のゲーム
《いつも肝心な所で失敗する人》をお伝えしていきます。
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ゲームの種類は数多くあり、代表的なものは《キックミー》があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
いつも人から拒絶される
無視されるくらいなら、こっちの方がマシ

《いつも肝心なところで失敗ばかりする人》
このゲームを繰り返す人は
本人は一生懸命取り組んでいるのですが、肝心な所でミスをして
周りの人から「しょうがないなぁ」とか、
「また、やったの?本当、おっちょこちょいだね」「おバカだなぁ~」などと言われてしまうのです。
私のイメージでは、買い物しようと出かけて、財布を忘れるサザエさんのような人って感じかな。
頑張って作った、会議の資料を
『忘れないように』と玄関に置いていたのに つい、うっかり忘れてしまう
遅れないようにと時間に余裕を持って出かけ
待ち合わせ場所近くまできたのに
「まだ時間があるから」と本屋や、カフェで時間を潰してるうちに
約束の時間は過ぎてしまい、結局遅刻してしまうなど
ちょっとしたミスや間違いを繰り返すので
「間抜け」「おっちょこちょい」「そそっかしい」と周りの人からは見られてしまうのです。

このゲームを繰り返す人は、多くの場合
失敗した時に「テヘッッ」といったような、ニヤニヤと自嘲的な笑みを浮かべるのが特徴です。
「あぁ~またやっちゃたーーー」って、本人はちょっと凹んでいるし
後悔や反省の意も汲み取れはするのですが
それらもどこか希薄な感じです。
また、「おっちょこちょいな人」「そそっかしい人」として扱われることに無意識では満足していて
時に自分からも「もう、私ってバカだなぁ~」と言ったりもします。
まるでピエロのようなタイプですよね。
このゲームをする人は、ピエロのように
おっちょこちょいなことや、間抜けなコトをすることで
周りからの注目や愛情を得たり、気にかけてもらっているのです。
逆を言うと、【それをしないと自分は見てもらえない。気にしてもらえない】という
無意識レベルの恐怖や悲しみを抱いています。

ちょっとしたミスや失敗を、周りの人が笑ってくれたり
「しょうがないなぁ~」と言いながらフォローしてくれることで
『気にかけてもらえてる』といったような安心感も同時に味わっているのです。
以前TVでおバカキャラって流行って
あれは、TV的に意識してやってるものでもありますが
イジられて美味しい☆と感じるのを、ゲームでは無意識でしちゃうんです。
無意識でしていることなので、、、
本人の意識では、とても困っていたり
自分のこのクセを何とかしたいと必死でもあります。
直そうと頑張ってはいるけども、なかなか思うような結果は得られず
諦めや無力感、自己否定的な気持ちがつきまとってしまうんですよね。
ちなみに、人なのでちょっとしたミスや失敗は必ずあるものだし
セラピーによって、自分の内面や無意識が変化してくると
その転換期ゆえの混乱で、普段は絶対にしないようなことをしちゃうなども起こります。
私も以前、自分から待ち合わせ場所を指定したのに
当日、お友達から「探してもいないんだけど、どこにいるのーーー?」という電話に
「入り口から見えるところにいるけど・・・?」と答え
全然違う場所で当たり前のように待っていたという経験があります(^^ゞ
その一時期は、そーゆーうっかりなことが多かったですね・・・
時間の経過と共に、無意識も落ち着きを取りもどしたのか
そんな【うっかり】はその後、徐々に無くなっていきました。

さてさて、こちらのゲーム。
日常生活において、どれくらいの支障をきたしているのかがポイントかな?とも思います。
何度も何度も繰り返し、周りにもたくさん迷惑をかけ
自分でも本当にヤバイと感じているのなら、セラピーで改善するという方法もありますし
ちょっとしたキャラ程度であれば、問題ないのかな?と私は思います。
もし、自分の周りにそのようなタイプの方がいても
相手を変えることはできません。
この人はそんな性格だよね♪と大目に見てあげるか
自分がいつもフォローする側で困っているなら、距離を置くことをおススメします。
もしかしたら、【そういう人の面倒をみる。お世話ばかりする】という自分の問題が隠れているかもなので
その場合は、自分がセラピーを受けて改善すると
ゲームに乗っからない自分になっていけるので、適度な距離を保てるようになりますよ。
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