頑張ってるのになんで変われないんだろう?

  • 悩みや行き詰まりの原因


『変わりたい』

その欲求は、人を【行動】へと踏み出させてくれる大切な原動力です。



けどね、その思いの強さや行動量に比例した結果が得られるのかというと、実はそうでもないこともしばしば・・・



「こんなに頑張っているのに上手くいかない」と感じることが多い方は
今日お伝えするポイントもチェックしてみると良いですよ♪

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イライラすることが多い原因
感情に壁があり、何を考えているかわからない
こちらの記事の続き、だぁーーーいぶお待たせしてごめんなさい。


ようやく書いていける次第です。


3月はバリ島・ウブドへ行ってました



今日のタイトル【頑張ってるのに、なんで変われないんだろう?】なんですが
先に答えを言ってしまうと


自分を変えるために頑張っているアプローチが
そもそもポイントがズレてないですか?

言語や知識・理解だけで解決できない問題には
その奥の感情にアプローチしなきゃダメなんです(分かっただけでは変われないのはこのせい)


変わるためのアプローチ手法は様々あるんですが、それぞれの手法の応じて

この手法はどこの要素に働きかけるもの。
これをやると、ここには効果を出せるけど、この分野までは行き届かない。
などの得意・不得意や、効果範囲があるんです。


それらを考慮しつつ頑張る方向を見極めていかないと
頑張るポイントや方向性がそもそも間違ってたり
間違ってないんだけど「ちょっとズレてる」となってしまい、思ったような結果には結びつかないんです。


すると、「これをやったら○○になれる!」と期待を抱き、一生懸命頑張ったにもかかわらず

「あれ??なんで全然思ったようにならないんだろう?
何がダメだったのかな?
やっぱり私にはできないのかな?」ということを考え


自信ややる気が削がれてくこともあるし

「頑張ってもどうせ無駄だったし。もっと大変な思いをしなきゃいけないのならもういいや」って、手にしたい気持ちを握りしめたまま諦めるしかなかったり

無力感や無価値感を刺激され、ツラく落ち込むなんてことにもなり兼ねません。


 頑張る方向性がズレている方などは、以前メルマガで書いたことも参考になるかと思います
【人生を上手に乗りこなすコツ】


左右に立てられてるのはペンジョール
日本のお盆のような儀式の時に立てらるもの



では、なぜそのようになってしまうのか、詳しくお伝えしますね♪


私たちが変わりたい、自分を変えたいと思うときは
悩みや問題に直面したり
なにか達成したい夢や目標を掲げたとき(欲求)が主だと思います。



その悩みや問題を改善したり、夢や目標を達成するとき
自分を変えていこうと試みるのですが
その変える分野が、脳の構造も考えたとき、どこに関係しているかが重要なんです。



ざっくり分けると、私たちの脳は3つの構造で作られています。

・大脳新皮質(いわゆる、人間脳・理性脳)
・大脳辺縁系(いわゆる哺乳類脳・情動脳)
・脳幹(いわゆる爬虫類脳・反射感覚脳
この3つです。


それぞれの特徴を言うと
【大脳新皮質】とは、論理的で知識や言語などの思考の部分を司っています。

理性脳とも言われているこの部分は【私たちが物事を考えるための脳】
言語機能や、学習能力、創造的思考能力などに関係してるんです。


・創造的なことをしたい
・夢や目標を叶えたい
・もっと成長したい
というような未来に関わる思考能力とも関係があるので

私たちが「変わりたい」という思いも、大脳新皮質から始まるものなんですょ♪



次に情動脳とも言われる【大脳辺縁系】
喜びや愛情、怒りや恐怖、嫌悪など情動・感情を司っています。

この部分は様々な情動や感情を感じたり、それを表現したりする【感じるための脳】とも言われています。



そして最後に爬虫類脳と言われる【脳幹】は心拍や呼吸、飲食、体温調節など生命維持に欠かせない本能や反射・感覚を司っています。
(まだハッキリとした感情として育っていない、モヤモヤするなどの感覚もこの分野になります)


交感神経や副交感神経をコントロールしているのも脳幹だし
爬虫類脳は【変化を嫌う(新しいことが嫌い)】とも言われています。


今回は1人だったので
慣れ親しんだホテル(とゆーかホームステイ)に滞在
敷地が広く、色んなタイプの宿泊部屋があるし
オーナー家族も敷地内に住んでるので、1人旅でも安心♪



Aさんにはこの方法(理性的思考的なアプローチ)で上手くいったのに、Bさんには効果がなかった。


その場合、AさんとBさんでは、一見同じような悩みや問題に見えたとしても
その(悩みや問題による)刺激や影響が、大脳新皮質だけのものだったのか

それとも
大脳辺縁系まで及んでるものだったのかの違いがあるんです。



大脳新皮質だけが影響を受けてるものに関しては
新しい知識を仕入れたり
ちょっと意識を変えてみるだけでサクッと効果が出たりします。


「あっ、なぁーんだ。そういうことだったのね♪」というような、アハ体験で変化が得られたり

「私はすでに○○です」「私は○○を手放しました」といったような
アファーメーション(宣言文)などで効果を実感できたり

本を読んで、そこに書いてあることに取り組んだらできた!!

これがこうだから、こうやったら、こうなって、だから○○をしたら上手くいく!!と
論理的思考で導き出されたやり方がスムーズに進み上手くいったなど


これらのパターンはほとんど、大脳新皮質に関係したものだけなんです。


お隣部屋のテラスからはオーナー宅の家寺が見えるんです♪
左奥に見える2階建ては最近改装した新しい部屋で
帰国できなくなったヨーロピアン家族が滞在してました

 

本を読んだり、セミナーに参加して知識を仕入れたり
自己啓発に傾倒したり、アファーメーションをしたり
ちょっと意識して自分の癖を変えてみたりなど


言語や知識理解で解決できなかったり、上手くいかない場合は
次の 大脳辺縁系レベルまで踏み込み、感情などにアプローチしないと改善できないんです。



知識や理解だけでは到底、解決や変化が望めなかったものに対して
同じようなやり方を何度繰り返しても上手くはいかず
挫折感や無力感ばかりが強くなり

「どうせ上手くいきっこない」という諦めと
「今度こそ、この方法なら上手くいくのかも!」という期待の両方を抱き
様々な手法を試し、ジプシーになっていた頃が私にはありました。



けどね、それじゃダメだったんだ。
そもそも「どこにアプローチするのか」その手法(ポイント)が違ったんだと、今なら十分に理解できます。
(お陰様で「私がダメだったからじゃないんだ」って安心もしました❤)



今までの取り組み方を止めて
感情を含む大脳辺縁系へのアプローチを取り入れたセラピーを受けたとき


私の長年の悩みや、気になっていた行動や思考パターンは徐々に変化し始め
効果を実感できるようになっていきました。



多くのクライアントさんと関わっていて感じるのですが
みなさんも私と同じような道を辿ってきてるんですよね。


自分を変えたいと思い(願い)
まずは本やネットなどで情報を仕入れて取り組む。


それで上手くいかなかったとき、自分を責めて落ち込む。
もっと頑張らなきゃって、自分を追い込む。


それを繰り返し、色々と作戦変更しながらも
大脳新皮質だけのアプローチに留まっている方と
次の段階である、大脳辺縁系に踏み込んだアプローチに着手される方。

その両方を私たち心理セラピストは目にすることが多いんです。



ちなみに当サロンが提供しているセラピーで言うと
ディープデトックスセラピーが得意としているのは、大脳辺縁系に関連したアプローチです。
(内容によってはその奥の、脳幹までアプローチしていることもあります)



そして 初回カウンセリングでしているのは、大脳新皮質に特化したアプローチとなります。
(まずは悩みがどういった構成で成り立ってるのか、しっかりとご説明して理解してもらうことからなので)

セミナーやWSは大脳新皮質寄りにはなるのですが
ワークを取り入れた場合、その内容によっては感情へのアプローチもしてるかもですね。



このようなことを踏まえ、私たちが提供している心理セラピーは

「今まで色々試したけど、効果が得られなかった」
「その時は良いんだけど、また元に戻ってしまった」と感じている方々にも十分な効果を実感してもらえるセラピーとなっているんです。


街が完全に封鎖され家の敷地から出れないのでプールで涼んだり♪
こういう開放感はあったので、日本での外出禁止とは
ストレスの溜まり具合は違いました



同じような理由から
感情にアプローチしても上手くいかなかった場合は
さらに奥の【感覚(脳幹)】にアプローチしなきゃ解決しないんです。


ただ、こちらは感情よりも更に繊細なものでもあり
取り扱いには要注意が必要なんです。



しかもですよ、、、

爬虫類脳(脳幹)は変化を嫌うので、恒常性が働きやすくなり
この部分に関係した問題を解決するのは、時間がかかるものなんです。



愛着を感じてはいけないなどの【生存本能に関係するビリーフ】を改善するのには時間がかかると良くお伝えするのですが
(生存に関するビリーフの種類はこちらに詳細があります)


それは心理的要因だけでなく

脳幹を始め、脳の炎症(脳科学的な分野)や生理学的反応も関係してくるので
セラピーの回数や時間が必要になってくるんです。
(時間はかかるけど、改善は出来るのでご安心くださいね)




このような脳の構造による影響もあるので
自分を変えたい。変わりたいと願って努力を費やしても
思ったような結果が得られないときは

そのアプローチ法が、変えたい分野の脳の領域に適してるかどうかを見定めるのは重要なポイントなんです。



心のあとりえ~Shanti~で提供しているセラピーやカウンセリングは
それらを踏まえ適宜対応していますのでご安心ください。


このような理由から、クライアントさんの心だけでなく
それぞれのペースに合わせた二人三脚で進めていくものとなります。



今までいろいろ試したけど変われない。上手くいかないと感じてる方は
今一度、そのやり方がどのレベルのアプローチ法だったのか見直してみてくださいね♪