愛着障害を抱えている人は一見すると矛盾した行動をする時があります。

たとえば・・・

愛して欲しいと強く願っているのに
そんな人が現れると、自分から壊すようなことをしたり

自分にとって近い人、彼氏、パートナーや友人などには
ムキになって反抗したり、ケンカをふっかけたり
信じたいけど、信じられないとなり

本当は仲良くしたいのに、信頼することができなくて
どこか距離があるような、壁があるような付き合い方をするかと思えば

初対面の人には愛嬌を振りまいたり、親しくなったりする。

なぜこのような、矛盾するような行動をするのでしょうか?

実はこうした行動の後ろには、こんな心理が隠されているんです。

愛着障害のある人の振る舞い行動

幼い子どもが特定の世話人(母親)と
安定した愛着関係を作ることが出来なかった場合
その子どもは、自分を守り育ててくれる「近親者」
それ以外の「他人」との区別がつかなくなります。

すると、その心の中では
私には守ってくれる人がいなかった。
だから私は、自分で独りで自分を守る必要があり
そのために、周りの環境や人をコントロールしなければならなかった。

知らない人は私をコントロールしないので安全だけど
お父さんやお母さんは、『愛情』で縛ろうとする。

この人たちを信頼し、相手にコントロールされて
私が相手をコントロールできなくなることはとても危険だ。

どうせまた、捨てられて(裏切られて)しまうだろうから・・・

といった、近親者は自分を傷つける危険な存在。
それ以外の他人は自分に優しくしてくれる存在。
と思ってしまってるのです。

このような心理状態にある人に
最初から全力で一生懸命向き合おうとすると
相手は混乱しパニックになり、激しい抵抗、拒絶にあうことになります。

そして、両者間で悪循環が起こり始めます。

なぜならば、愛着障害を抱えてる人にとって
愛情とは恐いもの。
人を信じるとか、人の愛情を受け取ることそのものが
ひどく恐いことなんです。
どうせまた捨てられてしまうから・・・

という深層心理が働いています。

なので相手の愛情や、相手そのものを信じても大丈夫かと確認するために
様々な「試し行動」をします。
けれど、決して信頼することはできませんし
信頼できないことで、本人もとても苦しみます。

表面だけをみて解釈せずに、本当は何を伝えたいのかじっくり観察をして
理解しようとすることがとても大切ですし
温かく見守ることも時には必要となります。

それが、相手の不安を和らげることにも繋がります。

そして、何度も言っているように愛着障害を抱えてる人には
安心感と信頼感の感覚を増やしていくことがとても大切になってきます。

もしもあなた自身が、程度の差はあれ少しでも愛着障害を抱えてる可能性があるなら
そこを意識して過ごしてください。

これがあると、ないとでは心理的影響や行動、振る舞い、
思考パターンなど、様々なことに対して大きな差を生み出してくれます。

愛着障害について更に詳しいお話し、
症状、感情、行動、思考、人間関係や、様々な愛着スタイルなどは
現在講座を企画中ですので、もうしばらく待っててください。

愛着シリーズに長々とお付き合いいただき
本当にありがとうございます。

この情報があなたにとって
何かしら希望の架け橋になることを願って。。。